2005年10月31日

北海道の2030年

本日の日経の特集で「北海道 2030年の未来像」という記事がありました。少子高齢化、そして経済再生に向けてどのように動くべきかと識者が語っております。

やっぱりよく書かれているのが北海道の魅力をもっと引き出そう、良い所を全面に押し出しアピールしようというもの。

北海道未来総合研究所理事の原 勲氏の話では
現在は道内総生産約20兆のうち、公共部門の支出が8兆、更にこのうち3兆が公共投資だという。つまり完全な官社会という事で。それが将来3兆が1兆に減るだろうと。

まあ今のニュース見ていても公共系は大幅に減らされるのは目に見えているし先を見て経済も動かないといけない。とりあえず住宅関連、1970年代に建てられた物が多く狭くて断熱性も耐震性も劣りこれらの木造住宅が建て替え時期にはいるという。リフォームも高齢化が進むに従いバリアフリーや耐震化の需要が増えると予測され環境に配慮すると断熱住宅の需要も見込めるのではないかという話が書いてありました。

観光に関しては東京からの観光客が「帰りたくないな」という話を聞くという。
北海道は英国のように郊外に行けば時速80kmの世界、自動車の速度制限緩和やサマータイム等、他の地域では無理であろう議論が出来る場所でもありそれが強みだと。北海道道州制で活性化しようという議論の時に観光に関しては「日本語の通じる外国を目指していこう」という話が出るという。

確かに道路に関してはとにかく真っ直ぐな道があったり無駄に広かったりもしますしね・・・雪が降る事を考えればある程度広く作らざるを得ませんが夏はちょっと広すぎてスピードでちゃいますよね、あれじゃ。
夏速度と冬速度で規制するとか?内地(本州)とは違うルールを適用しちゃってもいいんじゃないかとは思う。

東京と比べても
・通勤時間が短い
・実は年間の冷暖房費は東京よりはるかに安い
・札幌を中心に大学数も多く知的水準も高い
というメリットがある。

北海道に人を呼び込むためには
・石狩平野は梅雨がないのに稲作が出来る
・夏の気候は東京や名古屋に比べれば天国である。
・アジア発展の時代、北海道には他にはない高品質な食品がある、安全で豊富な水、雄大な景観
・北海道は人を受け入れる許容度が高い
等のメリットを利用すると。

人を受け入れる許容度が高いという事は

人は自分が受け入れられやすい場所に移動する。そこには優れた文化が生まれ、結果として経済が発展する。そうした許容度が結局、地域を決める。


と、そして北海道はこの強みをもう一度見直すべきだと。

シンポの記事からいくつか(かなり簡略化してる部分があります)
・北海道を開拓した人たちは開拓精神溢れていたのに世界大戦の統制、敗戦で消滅
・夢とロマンを持ち合わせ開拓の精神は脈々と息づいているが高度成長時代に中央に養われているという意識が出てきた。
・優秀な開拓精神を持ったリーダーが昔はいたが・・・・
・京都を例に例え京都を発展させてきたのは外から来た人たちであった
・今は豊かでなんとかやっていけるという風潮、開拓精神を呼び覚まし各自の能力を最大限に発揮して自己実現していくような刺激的な環境が必要
・それを阻害している環境は国の規制であり中央が細部まで決め地方も従っている、これは政治の貧困である
・保護政策の中で開拓精神は失われたが現在は経済的に低迷しハングリーになり蘇りつつある

・道州制は中央から利益誘導する事ではない
・九州は中国が近い、同じように北海道はロシアが近い
・もっと教育に金使えや
・リスクを冒してでも新しい市場を作るという企業家精神が欠如していた、トヨタやキヤノン、松下等時代の変化に適応した企業はあるが残り8割は規制に守られ挑戦していなかった、これが日本経済の成長を遅らせた
・北海道にはフロンティア精神のDNAがある、様々な規制がDNAを押さえつけていたが道州制をきっかけに目覚めさせる事が可能なはず

・道州制や特区で様々な規制を緩和、企業の負担を減らす。「お金をくれ」じゃなく「やっている事を邪魔しないでくれ」という考え方。そういう先進的な事に北海道は取り組んでいるし自信を持って全国に発信すべき。

と抜き出して気になった事を書いていましたが最後の「お金をくれ」じゃなく「やっていることを邪魔しないで」はやっぱり皆、思う事なんですね。だからムネヲさんが当選した時はビックリした。道路作りまくります、という人が当選しちゃって・・・逆に広島のホリエモンみたいに自分達で立ち上がりましょう、そういってくれる人はいなかったのであろうか?(何か思惑があるのは誰もそうでしょうし)

それでも今日の日経の記事みたいのを読むと確実に前に進んでいると言うのはわかるしなんだか安心します、これから様々な試行錯誤が必要でしょうけどこれでいいんだと思います。

観光に関しても上士幌町の花粉症ツアーについて触れられていました、これこそ北海道らしい観光のあり方ではないのかと。花粉症ツアーに関しては
例年以上の花粉量予想で注目集まる上士幌町(BNN)【PC版リンク】
を見てもらうとして。

空気が綺麗、杉があまりない、というのは花粉症の人にとってはありがたい地域ですから。私も結構な花粉症ですが北海道に1週間程いるだけで症状が和らぎました。

夏、冬とか決まった時期は人が多く来るからいいかもしれないけどその他の観光策としてはやっぱりコンテンツ関係が有力ですかね?この前の水曜どうでしょうの祭りを見ていても一定の経済効果を生み出したようだし。
どうせあれならコミケの秋版でも作り出しちゃえば?それなりの大きなイベントで・・・・夏と冬だけで大変なのにそんな余裕あるか!という話になっちゃうかもしれないけれど・・・キラーコンテンツ作成するようなサークルさんとかに補助金出したり誘致したりして・・・

もっとも、現在住んでいる人たちにとっては経済的なもんは死活的なもんだし何、理想論言ってんだと思われるかもしれないがなんだかんだで弟3者の方が冷静に客観的に物事を捉える事が可能な事も多いし、話を聞くだけのメリットは十分にあると思う。後は当事者しかわからない問題を解決し前に進めば良いのだから。自分でも人にアドバイスと言うかコンサルティングみたいな仕事もしているからそう思う時もあるし逆に自分が当事者の場合、変なフィルターがかかって物事を見てしまう感じがしている。

去年も今年も仕事と私用で何度か北海道に行ったが札幌だと何の不便もありまへん、ヨドバシもビックもあるし買い物も便利だし。私にとっての死活問題は本の発売が東京より2〜3日遅れるものが多い事かな。
つまり良いところだと言いたいわけさ。

今の仕事+北海道に関わる仕事をするのがある意味最終目標でもありますので今はとにかく今の仕事を頑張っていきたいと思います。
posted by 封神龍寒冷地仕様 at 12:25| Comment(0) | TrackBack(1) | 北海道ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック


Excerpt: 石狩平野石狩平野(いしかりへいや)は、北海道西部の平野。北は増毛山地、東は夕張山地、南西部は余市岳・恵庭岳などで囲まれている。北海道最大の一級河川である石狩川の中流・河口付近にあたり、平野の西部には札..
Weblog: なまら倶楽部
Tracked: 2008-02-08 08:50
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。